お子さんの言動に、家族が怖さや不安を感じている。あるいは、お子さんが自分を傷つけてしまうのではないかと心配している。そういう状況で、夜中にこのページにたどり着いた方もいると思います。
この記事は、対応の方法や正しい接し方を伝えるものではありません。「どこに連絡できるか」を、公式ページで確認できた範囲だけ、探しやすく並べます。状況の見立てや、どうするべきかの判断は、この記事ではできません。連絡先を知っておくことが、迷ったときの手がかりになれば幸いです。
先に結論を書きます。緊急の対応が必要で、今すぐ警察官に来てもらいたいときは110番、救急車などが必要なときは119番です。そこまでではないが不安なときは、保健所、精神保健福祉センター、24時間子供SOSダイヤル、よりそいホットラインなど、相談できる窓口が複数あります。迷うときも、相談してかまいません。
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まず、この記事で書くこと・書かないこと
書くのは、公的機関や公的な事業の公式ページに載っている、窓口の名前、対象、受付時間、電話番号です。確認できなかった情報は書きません。
書かないのは、次のようなことです。
- お子さんへの具体的な接し方、声かけの仕方
- 危険かどうかの判定、症状の説明、薬や受診の指示
- 入院や保護、警察への届け出などの法律上の手続き
これらは、お子さんの状態や地域の制度によって変わります。窓口の担当者に、状況を伝えたうえで聞くのが確実です。この記事を書いている編集部は、医療や心理、法律の専門家ではありません。
いますぐ警察官に来てもらいたいとき
事件や事故など、緊急の対応が必要な場面で、今すぐ警察官に駆けつけてもらいたいときは、110番に通報します。警察庁の「警察白書」には、緊急の対応を必要とする場合にはためらわずに110番通報を利用するよう呼び掛けている、と書かれています。内閣府「DV相談プラス」の公式ページにも、「今すぐ警察官に駆けつけてもらいたいような緊急の場合は、110番に通報してください」という案内があります。
消防車や救急車が必要なときは119番です。総務省消防庁のページには、119番通報は消防車・救急車が必要な場合に行うもの、と書かれています。
緊急の対応を必要としない相談については、警察白書で「#9110」(警察相談専用電話)や各種相談電話の利用が呼び掛けられています。受付時間や対象の詳細は、今回確認していません。
緊急ではないが、不安があるときの相談先
警察を呼ぶほどではない。けれど、家庭の中で暴力があったり、自分を傷つけるのではと心配になったり、家族だけで抱えきれなかったりする。そういうときの窓口を、公式ページで確認できた順に紹介します。
保健所・保健センター
厚生労働省の「こころもメンテしよう」には、保健所や保健センターについて、不眠やうつなど、こころの病気に関する不安や悩みのほか、「家庭内暴力やひきこもり、不登校など思春期の問題に関する相談」を受け付けている、という説明があります。医師などが相談に応じる場合がある、とも書かれています。
最寄りの保健所は、厚生労働省の「保健所管轄区域案内」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/)の全国地図から探せます。電話番号や受付時間は、地域ごとに異なります。
精神保健福祉センター
同じく「こころもメンテしよう」では、精神保健福祉センターについて、こころの健康相談から精神医療に関わる相談、思春期・青年期の相談などに応じている、と説明されています。「こころの病気に関する不安があるとき、医療が必要かどうかも相談できます」とされており、近隣の医療機関を紹介してもらうこともできるそうです。
各都道府県・指定都市に置かれています。一覧は、厚生労働省のページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubutsuranyou_taisaku/hoken_fukushi/index.html)から探せます。
こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
厚生労働省の公式ページによると、都道府県・政令指定都市が実施する、こころの健康電話相談などの公的な電話相談に、全国共通の番号を設定したものです。どこからかけても、かけた所在地の公的な相談機関につながります。
「こころもメンテしよう」では、本人だけでなく、家族など周囲の人も気軽に相談できる公的な窓口で、相談は無料(通話料は別)、秘密は守られると紹介されています。
受付の曜日と時間は、都道府県・政令指定都市によって異なります。厚生労働省のページに一覧があります。同ページには、平日18時30分から22時30分(22時まで受付)の夜間は、日本精神保健福祉士協会と日本公認心理師協会が対応する、という説明もあります。ただし、お住まいの地域の窓口が開いている時間帯は、そちらが優先されます。かける前に、公式ページで確認してください。
ひきこもり地域支援センター
「こころもメンテしよう」では、ひきこもりの本人やご家族からの相談を受け付け、必要に応じて関係機関と連携した支援を行っている窓口、と説明されています。
厚生労働省の「ひきこもり支援に関する取組」のページによると、都道府県と指定都市にひきこもり地域支援センターが設置されています。令和4年度からは、設置主体が市町村にも広がり、令和7年度は47の自治体に設置されています。
同ページでは、市区町村にも相談窓口を設ける取り組みが進められていると説明されています。お住まいの地域の窓口は、厚生労働省のひきこもり支援ポータルサイト「ひきこもりVOICE STATION」(https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/)の「全国の相談窓口」から探せます。
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子ども向けの窓口に、夜間・休日に相談したいとき
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
文部科学省のページによると、いじめに限らず、子供のSOS全般を受け止める全国共通のダイヤルです。「子供や保護者等」が、夜間・休日を含め24時間いつでも相談できる体制が整えられています。こども家庭庁のページには、受付時間は24時間(年中無休)と記載されています。
文部科学省のページには、かけ間違いやタイミングによってつながらないことがあっても、何度でもかけてください、という案内もあります。つながらないときは、時間をおいてもう一度かけてみる方法があります。
児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783)と虐待対応ダイヤル「189」
こども家庭庁のページによると、児童相談所は、都道府県・指定都市等が設置する機関で、こどもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。虐待の相談に限らないとされています。相談専用ダイヤルは0120-189-783で、通話料は無料です。「189」は、虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に連絡できる全国共通の番号で、匿名でも相談でき、相談した人や内容の秘密は守られる、と案内されています。
同ページでは、いずれもかけた人の居住地域を聞き取ったうえで、管轄の児童相談所につながる仕組みと説明されています。全国の児童相談所は、こども家庭庁の一覧(https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/jisou-ichiran/)で確認できます。
児童相談所が対象とするお子さんの年齢の範囲は、今回確認したページには書かれていませんでした。お子さんが成人に近い年齢の場合は、上の保健所や精神保健福祉センターなど、年齢を問わず相談できる窓口と併せて、窓口で対象を確認するのが確実です。
夜間や休日に、家族自身の気持ちを話したいとき
よりそいホットライン(0120-279-338)
一般社団法人社会的包摂サポートセンターが運営する、誰でも利用できる悩み相談窓口です。公式ページによると、電話のほか、FAX、チャットやSNSでの相談にも対応しています。全国どこからでも、フリーダイヤルで、秘密は守られると案内されています。
相談の種類として、暮らしの困りごと、死にたいほどつらい方、子育てに関してお悩みの方などが挙げられています。福島県からかける場合は、別の番号(0120-279-226)が案内されています。
受付時間は、今回確認したページの本文からは読み取れませんでした。かける前に、公式ページ(https://www.since2011.net/yorisoi/)で確認してください。
DVの相談窓口について確認できたこと
「家庭内暴力」と聞いて、DV相談の窓口を思い浮かべる方もいるかもしれません。今回確認した内閣府の公式ページでは、「DV相談プラス」と配偶者暴力相談支援センターは、配偶者やパートナーからの暴力を対象とする窓口として説明されていました。
親とお子さんの間の暴力が、これらの窓口の対象になるかどうかは、確認したページには書かれていませんでした。そのため、この記事ではDVの窓口は、相談先としては載せていません。ご家族の状況によっては、お住まいの自治体の窓口に、どこに相談できるかを尋ねる方法があります。
家族自身も、相談していい
ここまでの窓口の説明には、共通する点があります。いずれも、ご本人だけでなく、ご家族や保護者からの相談を受け付けている、と公式ページに書かれていることです。
- 保健所:ひきこもりや家庭内暴力などの相談を受け付けている
- こころの健康相談統一ダイヤル:家族など周囲の人も相談できる
- ひきこもり地域支援センター:ひきこもりの本人やご家族からの相談を受け付けている
- 24時間子供SOSダイヤル:子供や保護者等が相談できる
「親として何とかしなければ」と思うほど、外に助けを求めにくくなることがあります。相談は、解決策を決めて持ち込む場所ではありません。まだ整理がついていない状態で電話してもかまわない、という立場の窓口が多いです。
上の窓口に、ご家族として電話をかけること自体は、どの窓口でも想定されています。
今日できる小さな一歩
- この記事の窓口から、ひとつだけ番号を手元に控えておく。スマートフォンの連絡先に登録するだけでもかまいません。
- お住まいの地域の保健所か精神保健福祉センターの場所と電話番号を、公式ページで調べておく。
- 緊急ではないが、誰かに聞いてほしい夜は、よりそいホットラインや、こころの健康相談統一ダイヤルを使う。
ひとりで抱え込まず、話してみませんか
- 1回30分・無料
- オンライン・電話
- 入力は2分ほど
不登校支援の専門カウンセラーが、お話を伺います。1回30分まで無料です。
※医師・公認心理師などの資格を持つ専門家ではありません。診断・治療などの医療的な助言は行いません。緊急のときは、記事内の「相談窓口」へご連絡ください。
相談窓口
番号・名称は、いずれも公式ページで確認した内容です。受付時間や対応内容は変更されることがあるため、かける前に各公式ページをご確認ください。
- 今すぐ警察官に駆けつけてもらいたい緊急の場合: 110番(警察庁「警察白書」、内閣府「DV相談プラス」ページの案内による)。緊急でない相談は「#9110」(警察白書による)。
- 消防車・救急車が必要な場合: 119番(総務省消防庁の案内による)。
- 保健所・保健センター: 厚生労働省「保健所管轄区域案内」から探せます(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/)。電話番号・受付時間は地域ごとに異なります。
- 精神保健福祉センター: 厚生労働省の一覧から探せます(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubutsuranyou_taisaku/hoken_fukushi/index.html)。
- こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556。かけた所在地の公的な相談機関につながります。受付日時は都道府県・政令指定都市ごとに異なります(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html)。
- ひきこもり地域支援センター・市区町村の相談窓口: 「ひきこもりVOICE STATION」の「全国の相談窓口」から探せます(https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/)。
- 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省): 0120-0-78310(なやみいおう)。24時間受付(年中無休)です(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1306988.htm)。
- 児童相談所相談専用ダイヤル: 0120-189-783(無料)。児童相談所虐待対応ダイヤル「189」: 匿名可、通話料無料(https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/gyakutai-taiou-dial)。
- よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター): 0120-279-338(フリーダイヤル)。電話のほか、FAX、チャット、SNSでの相談にも対応しています。受付時間は公式サイト(https://www.since2011.net/yorisoi/)で確認してください。
まとめ
家庭の中で、お子さんの暴力や、自分を傷つけるおそれに向き合っているとき、家族だけで抱えなくてもよい窓口が公的にあります。今すぐ警察官に来てもらいたい緊急時は110番、消防車・救急車が必要なときは119番です。そこまででなくても、保健所、精神保健福祉センター、ひきこもり地域支援センター、24時間子供SOSダイヤル、よりそいホットラインなどに、ご家族から連絡できます。迷うときも、相談してかまいません。判断や対応の方法は、窓口の担当者と一緒に考えることになります。
ひとりで抱え込まず、話してみませんか
- 1回30分・無料
- オンライン・電話
- 入力は2分ほど
不登校支援の専門カウンセラーが、お話を伺います。1回30分まで無料です。
※医師・公認心理師などの資格を持つ専門家ではありません。診断・治療などの医療的な助言は行いません。緊急のときは、記事内の「相談窓口」へご連絡ください。
出典
- 厚生労働省「こころもメンテしよう〜ご家族・教職員の皆さんへ〜」身近にある地域の相談窓口(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/consultation/window/window_01.html)
- 厚生労働省「こころもメンテしよう」いじめや不登校、ひきこもりなどの相談窓口(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/consultation/window/window_02.html)
- 厚生労働省「こころもメンテしよう」全国にある様々な相談窓口(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/consultation/window/window_03.html)
- 厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html)
- 厚生労働省「ひきこもり支援に関する取組」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/hikikomori/index.html)
- こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について」(https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/gyakutai-taiou-dial)
- 文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」について(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1306988.htm)
- 警察庁「令和6年版 警察白書」第2項 事件・事故への即応(https://www.npa.go.jp/hakusyo/r06/honbun/html/aa2232000.html)
- 総務省消防庁「119番緊急通報」(https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/kyukyumusen_kinkyutuhou/119.html)
- 内閣府「DV相談プラス」(https://soudanplus.jp/)
- 内閣府男女共同参画局「配偶者暴力相談支援センター」(https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/01.html)
- 一般社団法人社会的包摂サポートセンター「よりそいホットライン」(https://www.since2011.net/yorisoi/)
いずれも2026年10月2日に確認しました。この記事は公的情報をもとに編集部が作成したもので、専門家の監修は受けていません。



